結露をなくすには?

どうして結露するか?

冬になると窓が結露する。
アパートやマンションは特に結露がひどい。
理由は湿度と温度差です。
温度によって空気中に含むことができる水蒸気量は変わります。
たとえば、部屋の中が24℃だとすると、飽和水蒸気量は、21g/m3です。
これは1m×1m×1mの空間の中に、
21gの水蒸気を含むことができるということ。
これが室温が10℃になると 10gになってしまう。
窓やサッシの冷たさにより部屋の空気が冷やされる。
するといままで 21gの水を含んでいたのに、10gしか含めなくなる。
21-10=11g 空気中に含めなくなった11gの水分が、
冷たい窓に結露として付着する。
これが結露のメカニズムです。
このメカニズムをよく考えてみると、
結露を防ぐことがいかに難しいかがわかります。

結露を防ぐには?

結露の原因は、温度差と湿度。
温度差と湿度をなくす。これは非常に難しい上に厳しいことです。
まず温度差ですが、窓や玄関など屋外とのつなぎ目では、
どうしても生まれてしまいます。
実は、窓の温度差を小さくする方法が一つあります。
それはカーテンを開けるというもの。
カーテンによって室内の暖かさが窓に伝わらないため、
窓が冷え切ってしまい結露します。
カーテンを開けておけば、窓が暖められ、
結露する温度まで下がりにくくなります。
結果として、結露はほぼなくなるはずです。
でも、部屋はどうしても寒くなります。
冷たい窓が露出してますので。
しかも、夜カーテンを開けておくのはちょっと・・・
という方が多いと思います。
温度差対策は難しい。ならば湿度はどうでしょう。
こちらは単純に考えれば除湿すればいい。
でも、冬場に除湿・・・かなり厳しい環境になりそうです。
むしろ加湿したいのに除湿するわけですからね。
では、どうするか?湿度を、適度にコントロールするしかない。
ただ、湿度のコントロールといってもかなり難しいです。
加湿器と除湿器をうまく使ってコントロールする。
おそらくうまくいかないと思います。
ならどうするか?
調湿効果のある建材を使うのが一番簡単で効果的だと思います。

調湿する建材

調湿する建材。
なんだか高級な感じがしますが、意外とそこらじゅうにあります。
まずは、木材。
家の建材としては、基本的なものですが、木は一応調湿効果があります。
基本的に、水がしみこむものは調湿効果があるといえます。
でも、最近の家では木がむき出しになっている部分って少ないですよね。
いやいや、たいてい床はフローリングで木ではないでしょうか?
でも、一般的なフローリングは、調湿しないといっていいと思います。
あまり水がしみこみませんよね。表面加工がされていますから調湿はしません。
では、ほかにはと考えると、漆喰などの塗り壁素材。
これらは高い調湿効果を有しています。
でも、塗り壁・・・クロスに比べてちょっとお高い。
また、子供が小さいときに塗り壁は、汚されそうでちょっと・・・。
塗り壁は、結露対策として効果的だとは思いますが、
採用するのは、ちょっと躊躇してしまいます。

実はすでに調湿素材が使われている

コストなどから塗り壁は無理。
では他の調湿する建材はと考えると、
実は、ほとんどの家に使われているものがあります。
石膏ボードです。
そもそもクロスの下地となる石膏ボードにかなりの調湿効果があります。
なんだ、それなら塗り壁にする必要なんてまったくないって思われるかもしれませんが、
実はその上に張られるクロスが問題です。
多くの家ではビニールクロスで仕上げられていると思いますが、
これは湿度を通しません。
せっかく壁全面が調湿素材なのに、クロスがすべてカットしてしまっているのです。
では、石膏ボードの調湿性を生かすにはどうするか?
普通のビニールクロスでなく、透湿性の高いクロスを採用するしかありません。
壁全面が一気に調湿素材となり、調湿効果が高まると思います。
完全に結露が防げるかというと難しいかも知れませんが、
かなり結露が低減すると思います。

興味深い参考動画

最後に、塗り壁にこのような動画がありました。
珪藻土仕上げと、ビニールクロス仕上げの湿度を比較した動画です。

これはなかなか興味深い結果です。
クロスの箱はガラス面がどんどん曇っていくのに、
珪藻土仕上げの箱では、曇らずさらに箱内の湿度が一定に保たれています。
これが事実ならば珪藻土によってかなりの調湿効果があるということになります。
おそらく、珪藻土だけでなく、塗り壁の素材はほとんどが
同じような調湿効果があると思います。
これを見ると塗り壁による多少のコストアップは、仕方がない気がしますね。

それでも結露対策は難しい

上の動画を見たり、いろいろ調べてみると結露対策はあります。
でも、難しい。
まったく同じ家を作っても生活スタイルによっては、
結露したり、しなかったりということもあるかと思います。
ある程度の結露はあきらめる。
これは最近の家が高気密・高断熱のため仕方ないかもしれません。
気密が高く断熱性もいいということは、
外との温度差が大きく、湿度の逃げ場がないということですから。
だからといって、快適さは手放せません。
どうせ冬の間だけのことです。
家作りの過程で、ある程度まで考えて対策したならば、
そこまでとしたほうがいいかもしれません。
結露しないということが、
家作りの絶対条件の人は少ないと思いますから。

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