旗竿地のメリット・デメリット

土地を探していると、いい土地はどうしても高い。
予算が厳しくて、いろいろ探しているとその地域の相場より割安な土地がたまに見つかります。
そういう土地はたいてい旗竿地。

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同じ地域の土地で比較すると、旗竿地は確実に安いです。
でも、安いのには当然理由がある。
仕方のないことです。
でも、それを知った上での選択なら後悔することも少ないと思います。
安さの理由でもあるデメリットと少しはあるメリットを紹介します。

旗竿地のデメリット

日当たりがよくない

旗竿地というのは基本的にすべての方位を他所の方の土地で囲まれています。
日当たりが悪い場合が多いです。
たとえ、今南面が駐車場で日当たりがよくても、将来的には家などが建つ可能性が十分あります。
なので、日当たりについてはある程度妥協が必要です。

囲まれている感

上にも書いたように全方位に建物が建っている、または、後からでも建つ可能性が高いため、非常に圧迫感があります。
そのため、窓を開けにくかったり、風通しが悪かったりということがあります。
ただ、家庭によっては、共働きならそもそも昼間は家に誰もいない場合もありますし、最近の家は、あまり窓を開けることはないかもしれません。

竿部分の使い方

旗部分は当然家を建てたりします。
では、竿部分はというと、どうしても有効利用が難しくただの通路となります。
不動産屋の営業さんなどのなかには、ここは2台分の駐車スペースとして使えます、などとさもメリットであるかのように話をされることもありますが、完全な間違いです。
2台を縦に駐車するのは車の出し入れが非常に面倒で、マイナスでしかありません。
やはり2台共道路に面して停めれた方がいいに決まっています。

隣近所が多い

分譲地として、普通の土地ではお隣さんはだいたい3軒。
一応、斜め方向に2軒ありますが、生活上、あまり影響はありません。
これが旗竿地では、お隣さんが5軒も6軒もある場合もあります。
これは意外と面倒です。
まあ、最近はご近所付き合いも希薄になりつつありますが、気を使う家が多いというのはやはりデメリットでしょう。

窓が気になる

上の囲まれている感や隣近所が多いために起こることなのですが、隣接する家の窓と自分の家の窓の位置があってしまうということがあります。
しかも、それがすべての方角で考えられるので、後から建築する時などは気にして窓の位置をずらすなど考えるのですが、窓のことを考えて間取りを検討してみると意外と大きな制約に感じます。
まあ、それほど気にしないで建ててしまってもいいとは思いますが、お隣さんと窓が見事に向かい合ってしまうと、非常に申し訳ないので一応考えてしまいます。
基本的に、リビングなどの人がよくいる部屋の窓は南面に多いので、そちら以外は、そこまで気にしなくてもいいとは思うのですが・・・。

外構費がかかる

外構は最後に決めるため、予算が残っておらず、なかなか思うようにできないことが多い。
ならば外構は最低限でいいのでアプローチと駐車場だけでもと思うのですが、旗竿地では最低限の外構をするとしても普通の土地より余計に費用がかかります。
竿部分はアプローチ、または、車が通れるようにしなければいけないため、どうしてもコンクリートなど何か施工しなければいけません。
そして、その面積は竿部分すべて。
その竿部分の長さにより、普通の土地と比べ、外構費が高くなる傾向があります。

主なデメリットは、こんなところでしょうか?
よくデメリットをメリットに変えて家を建てるというようなことを見ますが、あくまでデメリットを妥協しているだけだと思います。
家を考える時に、デメリットに縛られてしまっているわけですからね。
続いて、メリットについて。

旗竿地のメリット

価格が安い

そもそも一番最初に書きましたが、価格は普通の形の土地に比べ安いです。
昼間はあまり家にいない。もともとあまり窓を開けない。
こういった方なら、旗竿地のデメリットをそれほど感じずに、
そのエリアの相場より安く土地を手に入れられます。

道路から家がはなれている

デメリットの多い竿部分ですが、それがメリットとなることもあります。
竿部分のため、道路から玄関までがある程度の長さのアプローチのような構造となります。
道路からの距離が普通の土地より遠くなる。
この道路が静かな道ならなんの意味もありませんが、少々車どおりや人通りの多いような道ならメリットとなります。
道路が多少騒がしくても、離れている為、家は非常に静かです。
条件付のメリットですね。

固定資産税が他より安い

少々不便で同じ地域の他の土地より安価な旗竿地。
ありがたいことに固定資産税としても反映されます。
旗竿地の形状にもよりますが、固定資産税が普通の土地に比べ安くなるのです。
形状にもよると書きましたが、竿部分が狭く、長いほど安価になります。
とはいえこれはその分だけやはり不便になり、土地の資産価値が下がるということでもあります。
ただ、旗竿地は分譲地などを見ても、家を建てられる面積を同じくらいの面積とすると、他の土地より大きくなりがちなので、そのメリットはそれほど大きくないかもしれませんが。

他にも、メリットとなるようなことはあるかもしれませんが、主なメリットはこの程度でしょう。
やはり価格を除けば圧倒的にデメリットばかりが目に付きます。
旗竿地の購入に注意が必要な理由です。

周りが開けた旗竿地は要注意

分譲地などでまだ周りに家が建っていない状態で、旗竿地を見るときは、十分注意して下さい。
後からどの程度建物が建つのかわかりませんし、どれだけ建物が建ったときのことを想像していても、あくまで想像でしかありません。
実際に、家が周りに建ち並んだ状態をきちんと想像するのは非常に難しい。
旗竿地購入の際には、すでに周りに建物がある状態を見たときのほうが生活をイメージしやすいかもしれません。

竿部分の幅が重要かも

旗竿地を検討するとき、竿部分の幅がどれくらいあるかはとても重要です。
この部分が狭いともしここに車を停めたときには、その横をすり抜けないといけません。
狭ければ狭いほど、いろいろと不便です。
その幅の基準は3m。
最低でも幅が3mあれば車の横を通るのにもそれほど狭さは感じないでしょう。
できれば4mあると車を停めて、その横にアプローチをうまく作ることも可能です。
幅が2.5mあれば車は十分停めることはできますが、その横を通るにはかなり窮屈になりますので要注意です。
さらに、車を出し入れするときも狭さを感じると思います。
広ければ広いだけ利便性は上がりますが、竿部分が4mもあるような土地はあまりないでしょうし、竿部分の土地を少々無駄に感じてしまうかもしれませんが・・・。
ちなみに4mあっても、車がすれ違えると考えるのは危険です。
確かに理論上はできるかもしれませんが、実際にやるかどうかは別の話です。
たぶん一台外に出してから入れなおしたほうが早いでしょうからね。

竿の方角はどっち?

旗竿地といっても形状はさまざまです。
旗の形が長細いこともあれば、きれいな四角の時もある。
そして、竿部分の方角もさまざま。
これらのことは家を建てる上で非常に重要な要素となります。
どの方角に竿があるのがいいのかは、非常に難しい問題。
旗部分の大きさや形によっても変わってきます。
ただ、一つだけ言えることは、竿のつながっている旗のところにほとんどの場合、玄関が来るということです。
そこから考えていくと、ある程度希望の間取が成立するかどうか考えることもできると思います。
旗竿地の場合は、希望の間取を作ることができるかをある程度検討してから土地の購入をしたほうがいいのかもしれません。

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