勝手口はいる?いらない?

勝手口。
昔は、キッチンのことを、お勝手なんて呼んだ為、
そこにある出入り口ってことで、勝手口と呼ばれています。
ただ、最近は勝手口の無い家も増えてきました。
そもそも土地の間口が狭い場合、
裏から出入りすることができないこともあります。
また、昔は、その名前の由来通り、キッチンにあるものでしたが、
最近では、利便性を考えて、子供が汚れて帰った時にすぐに手を洗ったり、
服を脱いで洗濯できるように、洗面や洗濯機のところに勝手口がついていることもあり、
玄関ではなく、私的な出入口となっています。
ただ、この勝手口、間取りを考えていると、
そもそも必要なのか非常に疑問を感じるもの。
さらに、費用を少しでも下げたいために、削りたくなるものの一つだと思います。

0238

勝手口のメリット

勝手口を何に使うか?
その利用頻度が高いほどメリットが大きいと言えると思います。
まずは、ごみ捨ての時にすぐに家から外へごみを出せること。
ごみは、リビングなどにもありますが、一番出るのがキッチン。
しかも、キッチンで出るごみは、においがでたり、ぬれているものが多い。
それをいち早く屋外へ出すことができます。
その次は、・・・・特に思い浮かびません。
このごみ捨ての時以外は、各家庭によって違ってきます。
例えば、我が家は田舎なので、畑で取った土の付いた野菜をそこからキッチンに、
というような使い方もしていますが、このあたりは各家庭によるものです。
想像していたより、勝手口って使い道が無いですね。
メリットとして、採光や通風などの機能を備えたものもあり、
それをあげることもできますが、採光や通風は勝手口でなく、窓で十分。
勝手口のメリットとは思えません。

勝手口のデメリット

いまいち使い道の無い勝手口。
逆にデメリットはというと、たくさんあるように感じます。
まずは、寒いこと。
勝手口があると、確実に冬寒いです。
これは玄関ドアが冷たいのと同じで、ドアはかなり冷たくなる。
さらに勝手口が寒さを感じさせてくれる原因が間取に存在しています。
玄関ホールとリビングとの間には、まず間違いなく扉が付いていると思います。
だから、玄関ドアが冷たくて、ホールは寒くても、リビングにはそれほど影響しないため気になりません。
それが勝手口ではそうはいきません。
キッチンとLDKの間には、玄関とは違い何もありません。
そして、最近の家はほとんどLDKが一体となっている。
ということは勝手口とリビングがつながっているということです。
勝手口方向から冷気がくるのを感じるくらい冬には寒さを増してくれます。
リビングでも感じるくらいですので、勝手口が良くついているキッチンではさらに際立っています。
キッチンに立つ人は勝手口の冷気をダイレクトに感じることになるでしょう。

さらにデメリットをあげると、防犯面が大きなものではないでしょうか?
扉があれば鍵の閉め忘れも当然起こります。
急いで出かけるとき、玄関の施錠を忘れることは少ないのですが、勝手口は非常に忘れがち。
家を出て少ししてから、勝手口が気になって帰る羽目になるなんてことも。
で、実際に帰ってみればきちんと施錠されている。
よかったのですが、そもそも勝手口がなければ心配すらしなくてもいいのです。
また、玄関を表とすると勝手口はその反対側、裏側に位置することになります。
これが防犯面では問題となります。
裏側というのは死角になる場合が多いため、狙われる確率も高くなるとも言えます。
その死角に出入口があるというのは防犯の意味ではマイナスでしかありません。

さらにほかの面では、勝手口はたいてい土間になっています。
出入口なので仕方が無いのですが、この土間がキッチンとのつながりによっては、落とし穴化してしまいます。
考えてみると、家の中に勝手口のように土間になっているところなど、玄関しかありません。
ただ、玄関は玄関ホールとして独立していますが、勝手口はキッチンなどと普通に続きになっています。
なにも仕切りなどがない床に大きな穴があるような形状となるため、めったに落ちることはありませんが、ごくごくまれにビックリすることになります。
そして、勝手口がなかった場合を考えてみると、ここが全部収納になるとするとそこそこ大き目のパントリーなどにすることもできるくらいスペースがあるのです。

他にも、最初にも書いたように、基本的には費用アップとなるため、使用頻度が低い場合、単純にコストパフォーマンスの悪いものとなるなど、意外にも勝手口にはデメリットが多く存在しています。

勝手口のなぞ

そもそも昔の台所は土間でした。
かまどで火をおこしたりしていましたから。
そこにある出入口だったわけです。
この時代では当然のように必要でした。
なんと言っても、火をおこすのに、まきが要ります。
また、野菜やお米などは別の場所で保存していたため、それを取りにいくときにも出入口がいる。
外との出入りが頻繁に有り絶対に必要だったのです。
それがいつしか台所も普通の部屋の一部となりました。
でも、サザエさんを見るとわかるのですが、勝手口は残りました。
勝手口は酒屋さんなどの配達や御用聞きの人や、ご近所さんがおすそ分けを持ってくるというような使われ方になりました。
そして、現在。
もはや、御用聞きのようなものもほとんど無くなり、
ご近所さんも玄関から来るようになりましたが、勝手口はそのまま残りました。
もはや、ただのごみ出し口として。

基本的には不要かも

マンションやアパートから一戸建てに引越す方は、
基本的に勝手口は不要だと思います。
勝手口を必要な人は、どのように使うかイメージできている人だけだと思う。
そういう方は、おそらく実家や今住んでいる家に勝手口があり、今でも頻繁に使っている人。
その場合、無くなると不便を感じるでしょう。
ただ、後からつけることはできないので、念のため作っておこう、というような方には、勝手口は必要無いと思います。
そして、ごみ出しのために勝手口という場合も不要です。
ごみ出しのための出入口は、勝手口でないといけないのかということも考える必要があると思う。
勝手口の外にごみ箱を並べているのをたまに見かけます。
便利そうにも見えますが、台風などのたびに飛ばないように対策をしなくてはいけません。
台風のたびに家の中に入れる。
外にあるゴミ箱はたいてい結構大きいため、中に入れる場所があればいいのですが厄介ものです。
それに普段外に置いてあるゴミ箱を家の中に入れるのは嫌という方もいると思います。
そうなると飛ばないように何とかゴミ箱を固定しようと考える。
いろいろ考えてみると外のゴミ箱って意外と面倒です。
それなら室内にごみ箱用のスペースを広めに取ったほうがいいような・・・。
少し勝手口からは話がそれてしまいましたが、勝手口は、あるとたまに便利、基本的には無くてもかまわない、こんなものだと思います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク